北海道旅行 屈斜路湖編【ゴールデンカムイに影響されてアイヌ料理を食べてきた 】

kuyysaro-marukibune-restaurant

「ゴールデンカムイ」という今人気の漫画をご存知でしょうか?

ゴールデンカムイは明治の北海道を舞台にした作品で、「アイヌ民族」という独自の生活様式、文化、言語をもつ少数民族について詳しく描かれています。

今回せっかく北海道に来たので、アイヌ料理を食べてみよう!ということになり、美味しいと評判の料理屋に行ってきたので紹介します。

目次

アイヌ料理とは?

「屈斜路湖物語 丸木舟」でアイヌ料理を食べよう!

食べるときに言う「ヒンナ」とは?

おまけ☆民族資料館でアイヌの服を着てみた

アイヌ料理とは?

アイヌ民族の料理は、漁労や狩猟で得られた鮭、鹿、熊などの生き物や、山で採ってきた山菜などを調理したものです。

味付けは塩や獣の油脂を使い、近代以降は味噌も使用されたそうです。

主な料理はオハウ(煮込み汁)、ラタシケプ(野草の煮物や和え物)、サヨ(お粥)、シト(団子)、チタタプ(肉や魚のたたき)などがあります。

ゴールデンカムイではアシリパさんが「チタタプ、チタタプ」と言いながら獣の生肉を叩いている場面が印象的ですよね。

他にも干し肉や干し魚など、保存食もあります。

同じ日本なのに、全く知らない食文化があるなんて驚きですよね。

ゴールデンカムイがヒットしたのをきっかけに、アイヌの文化や料理が近年注目されているみたいです。

私もゴールデンカムイを見て興味を持った人間の一人ですが、今回北海道で食べたアイヌ料理は想像以上に美味しかったのでオススメのお店を紹介しようと思います♪

「屈斜路湖物語 丸木舟」でアイヌ料理を食べよう!

今回紹介するオススメのお食事処がこちらです。

kussyaro-resutaurant-outside
概観
kussyaro-restaurant-signboa
看板

暗くてわかりづらいかもしれませんが、こちらが「屈斜路湖物語 丸木舟」です。

こちらはお食事だけでなく、アイヌ部屋に泊まったり、屈斜路湖を眺める露天風呂に入ったりもできるみたいです。

店内はアイヌの模様で飾られており、とても雰囲気の良い場所です。

kyssyaro-restaurant-interior-decoration
内装

閉店時間が近かったので店内にお客さんはおらず、一人だけマッサージチェアに座ってテレビを見ている男性がいました。

最初は常連のお客さんかな?と思っていましたが、パンフレットを見たら丸木舟の宿主であることがわかりました。

kyssyaro-restaurant-owner
丸木舟 宿主

なかなかパンチのあるプロフィールですね。

食事はこちらの3つを選びました。

kyssyaro-restaurant-kotandon
コタン丼 1200円(税別)

山菜の王者「行者にんにく」と豚肉等を炒め秘伝のたれで味付け、卵をからめてスタミナ満点の丼ぶりです。味噌汁と漬物がついています。

kyssyaro-restaurant-yaseidon
野生丼 1400円(税別)

エゾ鹿肉と行者にんにくと秘伝のたれが絶妙にマッチングした一品です。こちらも味噌汁と漬物がついています。

kyssyaro-restaurant-ohau
オハウ 800円(税別)

エゾ鹿肉をとろ火で6時間煮込んだもので、根菜やお馴染みの行者にんにくが入っています。塩風味のスープです。

【食べた感想】

丼ものは、自家製のタレがこってり味でとても美味しいです!肉と行者にんにくによく絡み、食が進みます。エゾ鹿肉は全く臭みがなく、柔らかジューシーです。

オハウ(汁)は長時間煮込んだからか、鹿肉はとろけるくらいに柔らかくなっており、味付けはシンプルなのにコク深い味でした。根菜や行者にんにくも入っているので食べごたえがあり、これだけでもお腹が膨れます。

食べる前はアイヌ料理がどんなものか不安でしたが、肉は臭みがなく、味付けも万人受けするような味でした。

めったに食べることのできないエゾ鹿肉をたっぷり味わいとても満足しました。

食べるときに言う「ヒンナ」とは?

次に、アイヌ民族の食事作法について少しだけ紹介します。

ゴールデンカムイの作中では、アシリパさんが食事をする際に「ヒンナ、ヒンナ」と言っているのをよく見ますよね。

ヒンナ=「美味しい」という意味で捉えている方が多いですが、ヒンナとは「食事や食べものに対しての感謝」を表す意味で使われています。

食べものに感謝する、というのはどこにでも共通してある概念ですよね。漫画のように「ヒンナ、ヒンナ」と言うのは少し気恥ずかしい感じはしますが、感謝の気持ちは忘れないでおきたいです。

またこれも共通しますが、出された食事は残さず食べるのがマナーだそうです。

食事の最後に指でお椀の内側を丁寧に拭い、舐めます。そのため、人差し指はイタンキ・ケム・アシケッペ(椀をなめる指)と呼ばれているそうです。

現代の日本では毎日大量に食品が廃棄されており、食べ物に対するありがたみが薄れつつあります。

なので、ゴールデンカムイをきっかけに食べ物への感謝を再認識する人が増えればと思います。

最後におまけとして丸木舟のすぐ近くにある「アイヌ民族資料館」にも行ってきたので紹介します。

おまけ☆民族資料館でアイヌの服を着てみた

丸木舟のすぐ近くに「弟子屈町屈斜路コタンアイヌ民族資料館」があります。(入場料金420円)

小さな資料館ですが、アイヌの歴史や文化をビデオや展示物を通じて学ぶことができます。

また、アイヌ民族衣装試着体験や、しおり・コースター作り体験もできます。

衣装を着て写真を撮ってもOKとのことなので着てみました。

こちらが男性用です。

kyssyaro-ainu-dress-men

着方がよく分からず、違和感がありますがご了承下さい。

そしてこちらは女性用です。

kyssyaro-ainu-dress-women

アイヌ独特の刺繍模様ですね。衣装の種類はたくさんあるので、自分好みの衣装を見つけて下さい☆記念写真も忘れずに!

紹介は以上になりますが、いかがだったでしょうか?

ゴールデンカムイで見たアイヌの料理や文化を体感できる貴重な場所なので、興味がある方はぜひ行ってみて下さい(^^)d

また、北海道旅行の準備がまだの方は、旅行に必要な持ち物についての記事も書いていますのでよろしければご覧下さい♪

では、また!

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 * が付いている欄は必須項目です