くるま旅とは?「車中泊」「VANLIFE」と違うのか?

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こんにちは、いぬくまです。

題名の答えは、

いきなりですが「どれも一緒だと思う」

です。

ただし、私たちが一番しっくりくるのは「くるま旅」という言葉です。


2019年を迎え、

車内での休憩・仮眠を利用した「くるま旅」が

ますます流行・進化してきました。

最も印象的なのが、従来のスタイルとは違うタイプの様々なカスタマイズド・カー(特注改造車)が登場してきたことではないでしょうか?

手作りで、利便性とコストパフォーマンスを考慮して自分専用にカスタマイズした軽自動車、

スタイリッシュな内装と調度品が整ったフォトジェニックな輸入車、

プロが施工した堅牢かつ実用性に富んだ作りのコンパクトサイズカーなど、

5年ぐらい前には考えられなかったような多彩なバリエーションのカスタマイズド・カーを見かけるようになりました。

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カフェですか?というようなバンもありますよね

2018年ごろから、YouTubeで車を利用した旅の紹介や、

「くるま旅」特有の「衣・食・住」に関連した「便利グッズ」を紹介する動画も目立つようになってきたように思います。

わたしたちにとっては気軽で便利な「くるま旅」ですが、

一般的には「VANLIFE」とか「車中泊」とか呼ばれていますね。

「VANLIFE」とか「車中泊」などのブログ記事や動画をいろいろ見ていて思う「くるま旅」の今後のことについて書いてみました。

目次

1.そもそも「くるま旅」とは?
2.目的を重視すると価値観が変わる
3.いずれにせよ発展する「くるま旅」
4.求められる質のよい駐車スペース
5.今後は法整備が進むのか?
6.今後のSAや道の駅
7.トレーラーハウス生活
8.住民票はどうするのか?
9.安全に関する留意事項
10.まとめ

1.そもそも「くるま旅」とは?

わたし達もつい最近(2019年3月ごろ)、車で旅をして車内で「仮眠・休憩」をとりながら自由気ままな旅を体験しました。

そんな私たちにとっては「くるま旅」という言葉がぴったりとくる感じでした。

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なぜ「くるま旅」かと言うと、

綿密な計画を立てずとも、旅に出れるというお手軽で便利なイメージを持っているからです。

手軽だと感じる理由は、

・綿密な計画を必要とせずにふらっと旅に出てしまえること

・宿の検討もブッキングもしなくていいこと

・時間帯を気にせずに目的のためだけに、思い立ったら動けること

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便利だと感じる理由は、

・時間的な制約に縛られずに済むこと

・柔軟な計画変更にも対応でき、旅の目的をそれほど苦労なく達成できるということ

・目的達成という点で、趣味との共存を妨げないこと
 (SUP、釣り、サーフィン、サイクリング、キャンプなど)

・外湯に入ったりして、いい宿か直接確認してから「泊まりたい」と思えば泊まれること

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・疲れたら体を横にして、足を伸ばして横になれること
 (短時間でも横になると疲労回復効果は絶大です)

気負わずお手軽にふらっと、ゆるーく、まったりと旅に出るといった感じです。

このようなことから、「くるま旅」という言葉がしっくりきます。

そもそも、私たちが訪れた九州や中国・四国地方では「車」という移動手段がないと観光地を効率よく巡る旅をすることができない上に、

魅力ある目的地が距離を置いて点在しており、

「自由きままな旅」が難しかったので、自然とその様な考えになったとも言えます。

もちろん予算的な面で「車」で「仮眠・休憩」をすることのメリットは非常に大きいものがあります。

しかし、何よりも大きなメリットは時間的な融通がきくということです。

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週末や休暇を利用して行く場合、見知らぬ観光地に行くときには、

ガイドブックを事前に見たりして「ある程度のプラン」に沿って動く必要が出てきます。

そんな時に、先に宿泊施設を確保してから、自分達の行きたかった目的地をピックアップしていくと

「距離的・時間的な制約」に絡んで予定変更を迫られることになります。

1.確保した宿泊施設を優先して、いくつかの目的地を外すか

2.目的地を全部回れるような位置にある宿を取り直すか

たいてい、この2択を迫られることになります。

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都市部では宿泊施設の再検討などは簡単にできますが、

特に私たちが訪れた、九州・四国・中国地方の場合は、

宿泊地のプラン変更は簡単ではありません。

『評判のいい宿を目指す』

もしくは

『行きたいと思っている「目的地」を目指すために宿は妥協する』

という2択を迫られることになるのです。

「目的地」を優先した場合、「 評判のいい宿」を諦めざるを得なくなるばかりか、最悪の場合は「宿がない」というような事態に陥ることもあります。

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そんな時に「くるま旅」なら割と何も考えずに飛び出せるというメリットがあります。

もちろん便利グッズや防寒対策、寝床の準備などは事前に検討し準備する必要はあります。

それでも「何も考えずに飛び出せる」という心理的な部分では大きなメリットを感じます。

というか、これ以外にどんなメリットがあるのでしょうか。

車を利用した自炊などアウトドアライフっぽいものを楽しみたいとか、

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車を利用しないと味わえないような、なんらかの目的がないのであれば、

正直言うと、経済面以外は何もメリットがないような気がしますね。

これは、人や装備にもよると思いますが、

冬場など防寒対策が不十分だった場合に考えられる「健康面」への影響を考えると、

「メリットはない」と言えるのではないでしょうか?

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帰ってきたら「ぐったり」してしまって、最悪は受診して薬代を払う羽目になるかもしれません

2名が車内で「質の良い休憩・仮眠を取る」ことは、

かなりのカスタマイズされたキャンピングカー並みの投資が必要です。

このようなことからも、

カスタマイズド・カーのバリエーションが価格帯も含めて増えてきたのではないでしょうか。

やはり今後は、

コンパクトながらも、コストパフォーマンスの高い(キャンピングカーまではいかない)、

質の高い居住スペースを兼ね備えたカスタマイズド・カーが主流となってくるような気がします。

なぜなら、時間的にも金銭的にも余裕のあるリタイヤ世代が増加するからです。

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ただ、今までの常識からすると、車上生活といえば、「仕事がない(仕事をしていない)」、「世捨て人」、「ホームレス」、「貧乏」などとネガティブな連想をしてしまいがち。

BE-PALホームページ

このような「常識」を覆すような時代が到来しているということを実感します。

2.目的を重視すると価値観が変わる

「目的」を重視して考えると、価値観は変わると思います。

『心理的・金銭的な負担なく「気楽に」旅に出たい』

「ご当地名物をできるだけ食べたい」

「目的地で朝一の波に乗りたい」など

「 9.安全に関する留意事項」

さえ守れば、

「自分達だけの目的」に対して

「自分達だけのタイミングで」

「最短・最速 」で到達できる手段が

「くるま旅」であり、

自分たちにとって最も理想的なカスタマイズされた旅行計画を気ままに立てることができます。

つまり「目的」に的を絞った気ままな旅ができるのです。

「車中泊」「VANLIFE」から想起される「ノマド(遊牧民)」といった単語よりも、

「Purpose Oriented( 目的志向)」「Purpose Driven(目的駆動)」

といった単語が私たちには「くるま旅」と連動して思い浮かぶキーワードです。

宿泊費用を節約するだけの「車中泊」をするという目的だけでは、

いずれは

「体に負担をかける」「貧乏くさいだけ」

だと決め付けて辞めてしまう方も出てくるのではないでしょうか。

それは「目的」が何かを意識せず、

「節約」や「効率」に重きを置いてしまうからではないでしょうか?

まあ、理想を言ってしまえば、

上質な居住スペースを併せ持ち、トイレも併設したキャンピングカーで旅に出るということかもしれませんが、

コストを考えると決してお手軽とは言えません。

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また、高価な気合の入ったキャンピングカーを買うよりも、

自分の目的に合った機能だけを備えたスリムでスタイリッシュなバンこそが
「かっこいい」と感じるのも、それらが流行している要因だと思います。

しかし、バンなら簡単に手が届くかというと、そうでもありません。

スタイリッシュにしたいと思うなら、それなりの投資や手間が必要になるでしょう。

妥協なきカスタマイズを施そうとすると、もしかするとキャンピングカーと価格が変わらないかもしれませんね。

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ちょっといい写真がみつかりませんでたが、
ご存知ですよね?
カフェみたいなスタイリッシュなバン

中途半端にカスタマイズして「貧乏くさい」となった時には取り返しがつかなくなっている場合もあるかもしれません。

個人のセンスが問われると思います。

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これなんかまだ良いほうですよね。
もとの形状を保ってますから

それなら、余分なカスタマイズなどせず、

「目的を達成して、安全快適に生きて帰る」という

最低限のことだけを考えて旅するだけでも

「目的重視」の旅はできるし、その方が気楽でシンプルだと思います。

今のトレンドから考えると、

スタイリッシュな調度品を載せ、

ウッドパネルを張り詰めた内装で、

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ベッドもシングルが2人分程度のスペースが確保されていて、

大げさに見えない、ちょうどいいサイズのバンで、

しかも輸入車というのが理想かもしれません。

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こういう輸入車の中身がごっそりスタイリッシュな居住空間
というのが「かっこいい」ような気がしませんか?

そこまで投資するお金がなければ、

逆にシンプルを極めた方が良いような気もします。

キャンプしたければ、資材を積めばいいと思います。

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でも、やっぱりあのスタイリッシュなバンには憧れますね。

あんなのに乗って、

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サーフィンで波を探して旅するとか、

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登山する場所を追い求めて旅するとか、

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ロードバイクで登れる山道を探して旅するとか、

ずっとそれだけに専念して旅が出来るなんて最高ですね。

しかし、あのカスタマイズされたおしゃれなバンに乗ることだけが目的だとすると、

なんだか滑稽なような気もします。

3.いずれにせよ発展する「くるま旅」

私たちが考える「くるま旅」のメリットに焦点を合わせると、

車の種類やカスタマイズも関係なく、

いずれにせよ「確実に発展する」としか考えられません。

若い方の多様な生き方が認められ、

リタイヤする方も増える中で、

今後、より多くの方々が、

より快適な「くるま旅」を実践されると思います。

4.求められる質のよい駐車スペース

そんな中で、

快適な駐車スペースの確保が、

いままでよりも、もっと多く求められるのではないでしょうか?

また、快適な駐車スペースを提供してくれる方に、

それに見合った対価を支払って駐車スペースを確保するという時代が到来しているといえます。

駐車スペースのキャパシティを満たす規模の

清潔で安全に設計されたトイレの併設

これは絶対条件だと思います。

そのようなトイレに加えて、給電・炊事・ゴミ箱・監視カメラや通報システムなどの設備が整った駐車スペースは予約が必要なレベルになるのではないでしょうか?

こういった施設には、常駐している管理人がいることが望ましいと思います。

ですから、既存のSAや道の駅、民宿などに併設された駐車スペースなどがあれば、かなりの需要があるのではないでしょうか?

また、ビジネスホテルなどがトイレを解放するのであれば、

それに併設されているような駐車スペースがあればかなり使えると思います。

5.今後は法整備が進むのか?

ただし、そこで問題になってくるのが、アイドリングや夜間の騒音、自炊などの火気の使用、BBQなどではないでしょうか?

これらの問題に適切に対応しなければ、併設された施設の方からクレームが確実に出るでしょう。

海外ではどのようになっているのでしょうか。

例えば、オーストラリアのクイーンズランド州では、グレートバリアリーフへの環境負荷を考慮して、禁止されたエリアでの車中泊やキャンプは禁止されており、

違反すると罰金を取られるそうです。

自主規制の範囲内で収まればいいですが、

何かあれば法整備を求める声が高まることは間違いありません。

「くるま旅」でも「VANLIFE」でも「車中泊」でもなんでもいいですが、

できるだけ、今あるスタイルを崩さないで、維持したいのであれば、

「法律」や「環境」に配慮した、最低限のマナーを守るということができなければ、

確実に今まで通りとはいかなくなる人が増えてくるかもしれませんね。

今まで普通にサーフィンや登山などの目的のために

「車で仮眠・休憩」をしていた方々のライフスタイルが壊されるかもしれません。

SAで、酒を飲んだり、自炊をしている方の騒音問題が原因で「車中泊禁止」となったところもあるようです。

仮眠している人は、休暇中の人ばかりではないのですが、それに気づかないでSAと言う公共スペースで羽目を外してしまう方が一定数いるようです。

私たちの生活を支える物流トラックの運転手が夜通し走りながら仮眠をしている場所がSAだと言うことを知らない人がいるみたいですね。

ちなみに、

国土交通省の道の駅についてのQ&Aではこんなことが記載されています。

【質問】

「道の駅」駐車場での車中泊は可能ですか?

【回答】

「道の駅」は休憩施設であるため、駐車場など公共空間で宿泊目的の利用はご遠慮いただいています。

もちろん「道の駅」は、ドライバーなど皆さんが交通事故防止のため24時間無料で利用できる休憩施設であるので、施設で仮眠していただくことはかまいません。

国土交通省HPより引用

「休憩・仮眠」での利用なので「宿泊」はできないようです。

SAも同様の扱いのようです。

ただし、「宿泊」ではなく長距離運転手さんのように「目的地に向かう途中の休憩・仮眠のため」に道の駅を利用するのは良い、とも解釈できます。

要は「道の駅」や「SA」での「車中泊はご遠慮願いたい」と国土交通省が、やんわりと「NO」と言っているということです。

ただし「休憩・仮眠」の利用は良いのです。

「休憩・仮眠」と「宿泊」の定義があいまいな現状では「グレーゾーン」ということですね。

実際に、いくつかの道の駅を調べたところ、

「夕方から朝方まで長時間駐車するのはご遠慮ください」

「外での調理はご遠慮下さい」など

道の駅によってさまざまなルールがあります。

共通してOKだったのは「事故防止のための仮眠なら良いです」ということ。です。

オーストラリアでは、

禁止エリアで仮眠していると、警官が巡視に来て

「休憩中ですか?」と尋ねられるそうです。

すぐに起きて警官の職務質問に返答すると

「休憩中」とみなされて「違法」とはならないようです。

ただし、その後警官が再び来て確認しても、

熟睡してしまっていて起きれず、

車を移動させることができなかった場合は、

その場で違反切符が切られて車に貼られるようです。

どの程度の声かけなどの確認がなされるのかは、不明ですが、

巡視の際に警官から見て「熟睡」と認められれば、「違法」扱いになるということのようです。

6.今後のSAや道の駅

今後は、SAや道の駅が「休憩・仮眠」にとどまらず、

RVパークとして「車中泊」に対応して収益を上げるという動きが加速するかもしれませんね。

逆にこうした動きが進まなければトラブルが多発するでしょう。

また、駐車スペースの長時間の占有とトイレの利用などに対しても料金をいくらか支払って「快適さを買う」ことで

施設の維持運営に貢献していけば、スペースのさらなる拡大やトイレの拡張もしてもらえるかもしれませんね。

ただ、SAで「仮眠・休憩」スペースの確保だけに、2,000円以上とられるとなると、安い民宿を探したほうがましな気がします。

「山中の美しい川沿いにある」などの立地条件が良くて、わざわざ「車中泊」をしたくなるような場所なら話は別かもしれませんが。

また、RVパークでキャンプや本格的な調理をメインに考えておられる方にとっては、いくらかお金を支払っても設備が充実しているほうが需要が高いような気もします。

以下の道の駅ではRVパークが併設され、ライブカメラで状況確認もできるようになったようです。

ちなみに、お値段は2,000円です。

道の駅「あゆの里矢田川」に併設のRVパーク

RVパーク香美の隠れ家ときめき矢田川ヴィレッジ

村岡は兵庫県の北西部、日本海まで約30分の位置にある自然の豊かな高原地です。氷ノ山後山那岐山国定公園に指定され、ハチ北高原スキー場、スカイバレイスキー場のほか、世界的な建築家、安藤忠雄氏による「木の殿堂」や但馬高原植物園もあり、多くの観光客が訪れます。また、神戸肉や松坂肉の素牛、但馬牛の原産地としても有名です。

道の駅「あゆの里矢田川」

こういった交通アクセスのあまり良くない場所に「車中泊」できれば、

ここを拠点に観光プランを考えられるというメリットがありますね。

ただし、料金は電源使用料(500円)を含めると、2,000円となります。

この価格を支払うとなると、やはり魅力的な立地や目的(キャンプ・登山)などに価値を見出せない場合は、利用する人は少ないかもしれませんね。

7.トレーラーハウス生活

「くるま旅」ではなく「車上生活」は日本では、できるのでしょうか?

アメリカの「トレーラーハウス生活」はメディアに取り上げられたり、映画に出てきたりもして有名ですよね。

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365日車上生活は可能なのでしょうか?

「VANLIFE」と言うと「LIFE(人生)」という言葉から、

プロとして生きていける領域があって、居住地に縛られない生き方がしたいとか、

そのような移動を繰り返す方が、ライフスタイルに合っているというフリーランスの方にとっては都合が良いみたいですね。

ブログやYouTubeで生計を立てたりする方も、目的に合わせた365日車上生活は可能でしょう。

8.住民票はどうするのか?

国土交通省の管轄下にあるSAや道の駅で定住はできるのでしょうか?

公園や展望台、登山口などはどうでしょうか?

住民票はどのようにすればよいのでしょうか?

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ネットカフェ難民でネットカフェに3ヶ月以上定住しているので、

ネットカフェに住民票を置いているという事例があるようです。

公共施設(公園)での定住が認められなかった裁判判決もあるようですので、

定住して、住民票が取れるのかということに関しては、

「裁判してみないと分からない」ということでしょう。

基本は、

「安い賃貸物件を借りて住民票を置く」

「実家に住民票を置いておく」

とか

「友人や親戚に頼んで住民票を置かせてもらう」

といった方法をとる必要があるようです。

9.安全に関する留意事項

「くるま旅」「車中泊」「車上生活」「VANLIFE」を安全にするためには、

特に排気ガスによる一酸化炭素中毒に注意する必要があるようです。

アイドリングをしたりして、排気ガスが車内に流入するような環境下で睡眠することは危険を伴います。

特に、積雪があった際に、車全体が積雪で覆われた時が最も危険だと言われています。

普通にキャンプなどをしていても、

一酸化炭素中毒が原因の死亡事故が発生しています。

呼気に加えて、テント内の調理なども原因だったようです。

テントの上に暖を取るために防水仕様のフライシートを被せていたのですが、

夜間、寝ている間に降雪があり、フライシートが雪で押さえつけられてテントを覆う状態になったそうです。

そうすると、外気の循環が遮断される状態になるそうです。

テントの「バスタブ」と呼ばれる部分に一酸化酸素が滞留し、

寝ていた登山者の方が亡くなられたそうです。

「バスタブ」とは15cm程度のウレタン防水の折り返し部分です。ちょうどお風呂のバスタブのような形状になっているからそう呼ぶそうです。

テントなどの狭小なスペースの換気には十分な注意が必要です。

隙間はある程度あるものの、カスタマイズして隙間を塞いでしまった車も、

テントと同様の注意が必要だと言えるのではないでしょうか。

SAなどではただでさえ排気ガスが滞留しているので、大型連休の混雑した無風時の場合、お子様連れの方は特に、場所移動も視野に入れて行動する必要が今後は求められるかもしれませんね。

また、深部静脈血栓症という恐ろしい病気があることをご存知でしょうか?

エコノミークラス症候群とも呼ばれています。

長時間同一姿勢をとっていると血栓ができてしまい、それが血流にのることで、血管を詰まらせるという病気です。

最悪は死に至る病気です。

震災の時に車上生活をされていた被災者の方が少なからず、この病気で亡くなられています。

水分摂取なども重要と言われていますが、

最低限、足を伸ばせて、寝返りがうてるような環境を整えておかないと危険です。

何よりも健康と生命を最優先した行動を心がける必要があることは言うまでもないことだと思います。

10.まとめ

もともとは、10年ほど前にサーフィンを始めたことがきかっけで、

仕事終わりの週末の深夜の時間帯にビーチ周辺の駐車場で仮眠を取った後、コンビニで買ったご飯を食べてから海へ入るというようなことをしていたことから始まり、

単独でも「サーフトリップ」に行くようになりました。

自由気ままにビーチ周辺で寝泊りして朝一番(4時とか5時)に海に入ってから、

ご飯を周辺の施設で食べて、

また海に入ってから、ご飯をカセットコンロで自炊したりしてミニキャンプのようなものも楽しんでいました。

ただ、ちょっと不審者感が漂っていたことは間違いありません。

みんなでわいわいキャンプに行ったりもしていましたが、

やはり1人や2人の少人数で行くのは気楽でいいものです。

不審者扱いされないように、

今後も「くるま旅」がますます盛んになっていくことを期待します。

最後に、

今後、車中泊人口が増えていけば全国で共通のルールができたり、時間制限なども設けられるかもしれません。

私も現段階で自分なりに調べたことを書いているので、もし何かおかしい点やルールが変わった点などがあればご指摘していただけると幸いです。

ルールやマナーを守って、快適な車旅を楽しみましょうね( ・ω・)/

では、また!

車中泊のゴミ問題について↓

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