公衆浴場としての温泉・銭湯でのマナー違反【体験談】

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こんにちは、いぬくまです。

温泉や銭湯でのふるまい、気にかけたことはありますか?

特に「共同浴場」という場所があることをご存知でしょうか?

最近では、家での入浴が一般的になり、銭湯や温泉というパブリック・スペース(公共の場)での入浴の機会が減少しつつあります。

このようなことから、業界でもマナーの改善に苦心しているようです。

以下のホームページでは「うるさく感じませんし、イヤミになりません」と言う点に配慮した注意喚起のステッカーを販売していますが、非常におもしろくて参考になります。ぜひ見てみてください。

入浴の心得「事件は現場で起こってる!浴場・屋外に貼れる耐水ステッカー」


実際には、
外国人観光客だけではなく、日本人のマナー違反も結構見掛けます。

自分が知らないうちにマナー違反していた、なんてことにならないように温泉・銭湯でのマナーを予習しておきましょう。

日本を代表するような、公衆浴場での日本人のマナーの低下は、全世界に発信される可能性があると言っても大げさではないような気がします。

あくまでもみんなが気持ちよく利用するための「公衆浴場」であり、家のお風呂とは違うということを改めて認識する必要があるのかもしれません。

共同浴場について

共同浴場は、主に温泉地にある、地元の人々が管理する温泉を利用した浴場のことです。

観光客にも解放されている施設もありますが、地元専用という施設もあります。

もともと地元専用であり、限定的(曜日限定など)に観光客にも解放していったという施設もあれば、

観光客のマナーの悪さなどを理由に、地元専用にしてしまった施設もあるようです。

長野のある共同浴場では、犬を湯船に入れた観光客がいたことから、地元専用になった施設があるようです。

ドッグ・ランやドッグ・カフェは普及してきましたが、ドッグ・バスはまだ聞いたことがありませんよね。今後できるかもしれませんが・・・。

最近では、家での入浴が一般的になった」ということが、パブリック・スペース(公共の場)である公衆浴場でどう振舞ったらよいか分からないという事態を生み出しているのかもしれませんね。

脱衣所でのマナー違反

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脱衣所のロッカーの前で衣類を脱ぎっぱなしにする&私物を置きっぱなしにする

「椅子の上に脱ぎっぱなし」といった光景を目にして驚くことがあります。

こういうことは、日本の文化に初めて触れる外国人観光客の方に多いように思います。

ただ、私物を置きっぱなしにするのは日本人でも見掛けます。

椅子の上などにものを置きっぱなしにしていると、他の人が休めなくなり迷惑です。

荷物がたくさんあると、ロッカーに入りきらずについ椅子や床に置いてしまいまっている光景を見かけることがあります。

あくまでもパブリック・スペース(公共の場)であり、

自分の家ではないと言う認識が必要です。

温泉や銭湯での荷物はなるべくコンパクトにまとめるようにしたいですね。

日本の文化に初めて触れる外国人観光客の方などが、真似をしないように気を付けたいことだと思います。

洗面台に髪の毛を落としたままにする

これは温泉・銭湯でよく見かける光景だと思いますが、

ドライヤーを使ったあと、髪の毛が洗面ボールに落ちたままになっていることがあります。

ティッシュでさっと拭きとってしまえば、次の人も気持ちよく使えますよね(^^)

施設のスタッフさんまかせでは追いつかないと思いますので、私は自分の使った後は、綺麗にするようにしています。

長時間の洗面台占領&メイク

人がいなければゆっくりしても良いと思いますが、混雑時に洗面所を占領するのは待っている人にとっては迷惑になりますよね。

洗面台が多数設置されており、パウダールームとしての利用も想定しているような施設は問題にならないと思いますが、

そうではない、限られたスペースの場合でも、グループでおしゃべりしながらだらだらメイクしていることがありますが、

日本の文化に初めて触れる外国人観光客の方などが、真似をしないように気を付けたいことだと思います。

日本人のマナーが低ければ、外国から訪れる方のマナーも低下するのは言うまでもないことですよね。

携帯電話の使用

マナー違反というか、下手したら警察沙汰になります!

盗撮していると疑われるおそれがありますので、脱衣所内での使用は控えて下さい。

これも「日本人としてどうなのか」という観点から、
パブリックスペース(公共の場)である温泉や銭湯でのマナーを考えることは重要だと思います。

洗い場でのマナー違反

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荷物を置いて場所取りする

洗い場に自分の洗顔やシャンプーなどを置いて場所取りをする方もたまに見掛けます。

注意書きをしている公衆浴場もあります。

マイシャンプーなどは、専用の置き場か、邪魔にならない場所に置いておく方が無難ですよね。

場所取りの意図で置いてあったであろう物品を専用置場に有無を言わさず移動している年配の方を見たことがあります。

戻って来て「物品が無くなった」と思った方は、きょろきょろ辺りを見回して専用置場に置かれているのを見つけることができたようでした。

ルールが書いてある場合は特に、マナーが悪いと判断して、不言実行で対処する方もおられるので、注意しましょう。

他人にシャワーや泡をかけてしまう

シャワーは角度によっては結構遠くまで届くので、気をつけていないと他の人に掛かってしまいます。

恥ずかしながら私も経験がありまして、シャワーではないですが掛け湯をしていたときに近くにいた方に水しぶきが掛かってしまい、注意されました。

自宅と同じ感覚で洗っていると、思いがけず他の人を不快にするおそれがあるので気をつけないといけませんね。

洗った泡の残骸がそのままになっている

滑ったりして危ない上に、あまり気持ちの良いことではないと思いますが、

なぜか流さない方がいらっしゃいますよね。

洗い終わったら、泡は流しましょう。備え付けのシャンプー類や桶・椅子などもきちんとなおすと次に使う人が気持ちよく使えます。

あくまでもパブリックスペース(公共の場)であり、自分の家のお風呂ではありませんよね。

洗い場で歯磨きをする

数回に1回くらいの確率で見かける光景です。うがいをした唾が足元を流れるのはかなり不愉快ですよね…。見ているだけでげんなりします。

歯磨きをするなら脱衣所にある洗面所で行いましょう。

これも自分の家のお風呂でなら、あり得ることかもしれませんが、それでも普通は洗面台で歯磨きをするのが一般的であると思います。

湯船でのマナー違反

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掛け湯をせずに入る

これは結構常識なので、ほとんど見かけませんが一応書いておきます。

身体を洗った後でも温泉の泉質や温度に慣れるために掛け湯はした方が良いです。

大きな声でおしゃべり

グループで来て、大きな声でおしゃべりするのをよく見掛けます。

温泉に来る方は、一人でゆったり落ち着いて入りたい方もいます。浴室内は意外と声が響くので、騒ぐのは控えましょう。

髪の毛をまとめない

髪をまとめるヘアゴムを置いている施設もありますが、ない場合がほとんどです。温泉や銭湯に行く際は、あらかじめ濡れてもよいヘアゴムを持参しましょう。

また、母親はまとめているのに子どもはそのまま、という方もいらっしゃいます。子どもでも湯船に入るときはきちんとまとめてあげましょう。

いきなり湯口から入る

湯口とはお湯が出てくる注ぎ口のことです。

湯船に入る際は湯口からではなく、湯尻から入るのがマナーとなっています。湯尻はお湯が浴槽から溢れ出ていく場所のことで、温度が低く湯も汚れ気味です。

鮮度が良くて熱いお湯が出る湯口から入りたくなりますが、身体を慣らしていくという意味でも湯尻から入りましょう。

私が見かけた変な人

脱衣所で外履きの靴を履いていた

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信じられませんが、外履きのまま脱衣所にいる人がいました。どうやら脱衣所内にあるコインランドリーの洗濯待ちをしているようでした。

しかも脱衣所なのに携帯をいじっていて、私は外国人の方かな?と思い、声を掛けてみたら日本人でした!

しかもその人は「はぁ…」というだけで理解していない様子。

私の説明が下手なのもあったと思うので、注意するときは従業員さんを呼んだほうが良いなと学びました。


紹介は以上になりますが、いかがだったでしょうか?

悪気がないのにマナー違反している、ということもあります。自分が知らず知らずのうちに他人を不快にさせるのはいやですよね。

基本的なマナーは身に着けて、皆が気持ちよく温泉や銭湯を楽しめると良いですね。

では、また!

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