長崎名物、具雑煮とかんざらしの美味しいお店をはしごしてきたよ

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こんにちは、いぬくまです。

長崎といえばちゃんぽんやカステラが有名ですが、「具雑煮」と「寒ざらし」はご存知でしょうか?

「具雑煮」は、だし汁に丸餅、鶏、魚、野菜などのさまざまな具材を煮込んで作った雑煮です。正月や祝いの場で出されているそうです。

「かんざらし」は、甘くて冷たい蜜に、小さいお団子を入れたスイーツです。昔は蜜に使われる砂糖や蜂蜜は贅沢品であったため、お客様をもてなすものとして出されていたようです。

そんな具雑煮とかんざらしで有名なお店を3つピックアップしてまわってきたので紹介します♪

具雑煮の元祖「姫松屋本店」

明治の木造建築とかんざらし「しまばら水屋敷」

レトロな喫茶でかんざらし「青い理髪舘工房モモ」

こちらの3つのお店の位置関係は下の地図の通りです↓

3つとも島原市内にあり、はしごできちゃう距離ですね♪

私はランチに具雑煮を食べて、食後のデザートにかんざらしを2つ食べました。お餅やらお団子やらで満腹になりますが(笑)美味しいのでぜひ行ってみて下さい!

まずは具雑煮のお店から紹介します。

具雑煮の元祖「姫松屋本店」

歴史

島原の乱のときに、一揆群の総大将天草四郎が兵糧食として農民に作らせたのが始まりといわれています。これを元に、初代糀屋善衛ェ門が味付けに趣向を凝らして生まれたのが具雑煮の始まりだと伝えられています。2代目姫松屋嘉久平により屋号が姫松屋となり現在に至っています。

お店の基本情報

  • 営業時間…11:00から19:00まで
  • 定休日…第2火曜日(8月・10月は第3火曜日)
  • 駐車場…有り。店の表側に数台あり、店の裏側に広い駐車場があります。

具雑煮を食べてみた♪

姫松屋の具雑煮は丸餅、鶏肉、椎茸、春菊、かまぼこ、アナゴなど13種類の地元食材と、こだわりの出汁がポイントです。

具雑煮の並が980円、大が1180円です。私は具雑煮の並を注文しました。

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一人分の土鍋に入っており本格的です。具材がたくさん入っていて食べ応えがあるので、並でも十分お腹が膨れます。

出汁は優しい味で、具材の旨みも溶け込んでいるのですっごく美味しいです!色々な具材が楽しめて、飽きずに汁まで全部平らげました。

野菜がたくさん入っており、お腹いっぱい食べても罪悪感がないです(笑)

具雑煮で満腹ですが、デザートは別腹なので次にかんざらしを食べに行きます。

明治の木造建築とかんざらし「しまばら水屋敷」

歴史

しまばら水屋敷は、藩政時代の豪商中山要衛門の別邸として建てられ、来客の接待に使われていました。その後明治5年に中山家の自宅として増築されました。1階が和風、2階が洋風の和洋折衷建築で、現在は1階を喫茶茶屋、2階を猫屋敷として一般の人でも見られるようになっています。

お店の基本情報

  • 営業時間…11:00頃から17:00頃まで(ラストオーダーは16:30)
  • 定休日…不定休
  • 駐車場…専用駐車場がないので、商店街の駐車場に停めます。

和洋折衷のお屋敷でかんざらしを食べる♪

しまばら水屋敷の入口はこんな感じです。

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水屋敷の門をくぐると、注文窓口があるのでそちらで先に注文をします。私はかんざらし(300円)を注文しました。お茶がついていましたが、抹茶やコーヒーのセットもあるみたいです。

お座敷で食べられるようになっていて、縁側からはきれいな池が見えます。

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池や庭を眺めながら待っていると、お待ちかねのかんざらしがきました!

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こちらのお団子、小さいのに一つ一つ手作りだそうです!大変そう…。

ゆでたお団子は2時間から3時間流水にさらします。かんざらしは冷たい流水が大量に必要なので、湧き水が豊富な島原ならではの名物です。

流水にさらしてほどよく冷えてやわらかくなったお団子を冷たいシロップに入れていただきます。このシロップも優しい甘さでとても美味しい!お団子もシロップも全部食べつくしてしまいました。

しまばら水屋敷は2階にもあがれるようになっており、食べ終わってから見学しに行きました。

階段をあがると、招き猫グッズが大量に置いてあり圧倒されます。

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こちらには招き猫コレクションが1500種類もあり、そのうち1000種類は販売しているみたいです。

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かんざらしを食べてお屋敷も見られて大満足ですが、かんざらしが美味しかったのでもう1件立ち寄ることにしました(笑)

レトロな喫茶でかんざらし「青い理髪舘工房モモ」

歴史

青い理髪舘は大正時代に建てられたもので、かつては小林理髪舘の名で呼ばれていました。小林理髪舘は、1950年に開業し、1980年代に閉業しました。しばらくは住居として使われていましたが、その後は解体する予定になっていました。しかし市民から建物を保存しようという運動が起こり町おこしのきっかけとなります。現在では、1階が喫茶店で、2階はミニギャラリーとして利用されています。

お店の基本情報

  • 営業時間…10:30から18:00まで(月曜日は17:00まで)
  • 定休日…不定休
  • 駐車場…専用駐車場あり。少し分かりにくいので、詳しく知りたい方は「青い理髪舘と工房モモのホームページ」で確認して下さい。

オシャレトロな空間でかんざらしを食べる♪

青い理髪舘の外観です↓

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こちらの建物は登録有形文化財に指定されている貴重な建物です。薄い水色の木造建築で目を引きますね。

中に入ると大きな鏡や椅子が最初に目に入ります。これらは昔理髪舘で使われていたものらしく、当時の様子が偲ばれます。

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メニューはかんざらし以外にもドリンクメニューやプリン、パスタなどの軽食も揃っています。私はかんざらしとコーヒーのセット(700円)を注文しました。

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ほんのり色づいたシロップとお団子がキラキラして見えます…!まるで宝石のようですね。実はこのかんざらし、中にハートの形をしたお団子が入っているそうです!私は気づかずに食べてしまいました。残念です…。

ここのかんざらしも優しい甘さで素朴な味がします。レトロな喫茶店でゆったりとした時間が流れます。このときはお客さんが私たちのほかにいなかったので、店内はとても静かでゆっくりできました♪


紹介は以上になりますが、いかがだったでしょうか?後から振り返ってみるとお持ちやらお団子やらでモチモチめぐりになっていました。

3件とも島原駅から徒歩圏内の距離に位置しているので、公共交通機関を利用する方にもおすすめです。島原の観光の際はぜひお立ち寄り下さい。

とても美味しかったので、家でも作ってみたくなりました♪今回紹介したお店ではありませんが、通販でかんざらしを購入できるみたいです。

でも、食べすぎには注意しないとですね(^^;)

では、また!

※長崎県雲仙市に行ったときのことも記事にしていますので、よかったら見てもらえると嬉しいです。

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