日本最大級の広さを誇る釧路湿原。多くの野生生物の貴重な生息地でもあり、まるで別世界のような神秘的な場所です。
そんな釧路湿原を眺める場所はいくつかありますが、その中でも時間のない人向けに、次の3つの展望台を紹介します。
この3つは見所もあって、それぞれの距離も遠くないのでおすすめです。
※公共交通機関を利用すると時間がかかってしまうので、車移動を前提としています。一応駅から展望台まで徒歩でどのくらいなのかも載せておきます。
絶景スポットその1.細岡展望台
湿原の中を蛇行する釧路川や夕日の名所として人気です。
アクセス
【公共交通機関利用の場合】釧路湿原駅から階段をのぼって約10分で展望台に着きます。列車の本数が少ないので時刻表を確認しておきましょう。
【車で行く場合】無料の細岡駐車場に停めます。駐車場から展望台までは徒歩5分です。
細岡展望台に向かう道中に「細岡ビジターズラウンジ」があり、ここでは写真展示や軽食、売店などがあります。 ソファもあるのでゆったりと休憩できます。
展望台からの景色、見所
私が行ったときはちょうど雨あがりで、雨雲と空の境界線がきれいに見えていました。また雨に濡れた湿原は色に深みが増してとても美しかったです。
そしてこの細岡展望台からぜひ見ていただきたいのが、展望台からみる夕日です。
夕日が特に美しい時期は、晴れる日が多くて空気が澄んでいる秋から冬の季節です。私が行った時期は条件に当てはまりませんでしたが、十分きれいな夕日を拝めました。
絶景スポットその2.コッタロ湿原展望台
続いて紹介するのはこちらのコッタロ湿原展望台です。コッタロ川や小沼など原始的な風景を一望できます。
アクセス
【公共交通機関利用の場合】塘路駅が最寄りですが、徒歩での移動は困難なので行くとしてもタクシー移動になると思います。
【車で行く場合】駐車場までダートな砂利道で大変ですが、湿原の中を走るのでとても気持ちが良いです。途中、エゾシカに何度も会いました。
こちらも駐車場は無料で、駐車場からは階段を5分ほどのぼれば展望台に着きます。こちらの駐車場では車上荒らしが多いので防犯対策はしっかり行いましょう。
展望台からの景色、見所
周辺は国立公園の保護地区に指定されており、手付かずの自然を感じられます。蛇行するコッタロ川や小沼、まれにタンチョウを見ることもできるそうです。
コッタロとはアイヌ語で「小さな湧き水がある」という意味だそうです。
太古の自然を彷彿とさせる神秘的な風景で、個人的にはここが一番好きでした。
絶景スポットその3.サルボ展望台
3つ目はこちらのサルボ展望台です。大きな塘路湖やポン沼、エオルト沼などが見え、それらの真ん中にはノロッコ号などが走る線路が通っています。
アクセス
【公共交通機関利用の場合】最寄り駅は塘路駅で、駅から歩いて20分ほどで展望台の入り口に着きます。 こちらも列車の本数が少なく、駅から展望台まで距離があるのでレンタサイクルの利用がおすすめです。
【車で行く場合】国道沿いに無料の駐車場があるのでそちらに停めます。ここも車上荒らしが多いので気をつけて下さい。駐車場からは約20分で展望台に着きます。
山道を歩くので歩きやすい靴で行きましょう。道中、ここでもエゾシカに出くわしました。ジブリの世界に出てくる森にいる気分です。
展望台からの景色、見所
展望台からは大きな湖や沼を一望できます。湿原の中を走るノロッコ号の撮影スポットとしても人気です。可能であれば列車が通る時間を狙いましょう!
目の前の木が生い茂っていて、少し見えにくいところが難点ですが、大きな塘路湖が見渡せるので他の展望台とはまた違った景色が楽しめます。
最後に、それぞれの展望台の位置関係をマップにしておきました。
コッタロ湿原展望台からサルボ展望台までは約10分、サルボ展望台から細岡展望台までは約20分で行けます。展望台まで歩く時間や滞在時間(約20分)を含めても3時間以内でまわれる計算になります。
ただ、もっとゆっくりしたい場合は一つか二つにしぼるのも有りだと思います。しぼるなら細岡展望台か、コッタロ湿原展望台がおすすめです。
紹介は以上になりますが、いかがだったでしょうか?有名な釧路湿原ですが、聞くのと見るのとでは大違いでした。心が癒されるのでぜひ一度足を運んでみてくださいね♪
では、また!
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