旅行と生理がかぶりそう…止める・ずらすには?薬(ピル)の体験談

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こんにちは、いぬくまです。

数ヵ月後に旅行を入れているけど、生理とかぶりそう…ってなったことはありませんか?

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Arnoldさんによる写真ACからの写真

私が初めて旅行と生理の予定がかぶりそうになったのは大学生のときでした。温泉に行く予定だったので、どうしても生理を一時的に止めるか、ずらしたいと思い産婦人科に行きました。

その経験も踏まえて紹介しようと思います。

目次

一時的に生理を止める・ずらす

生理をコントロールする薬は市販されておらず、産婦人科に行かないともらえなかったので、地元の産婦人科に行きました。

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akizouさんによる写真ACからの写真

薬(ピル)の取り扱いがあるのかあらかじめ確認して、予約が必要なら予約しましょう。

来院後の流れはこんな感じでした↓


健康保険証を出し、初診の旨を伝える

問診票に記入する

記入が終わったら受付に渡して順番が来るのを待つ

問診、診察(私は問診だけで内診はなかったです)

終わったら再び待合室でお会計を待つ

お会計、薬を受け取る

問診票には持病や喫煙の有無、前回の生理日などを書きます。産婦人科では毎回必ずといっていいほど生理日や期間を聞かれますので、あらかじめカレンダーやスケジュール帳に記録しておきましょう。

問診では、「いつから旅行の予定か」「何日くらい生理を止めたいのか」などを聞かれました。思いのほかあっけなく終わりました。

私がもらった薬(ピル)は生理が来る予定の5日前から飲み始めて、止めておきたい間は毎日飲み続けます。旅行が終わって薬を飲まなくなるとすぐ生理が来るとのことでした。料金ははっきり覚えていませんが初診料と薬代(10日分くらい)で2,000円~3,000円くらいだったと思います。

病院によっては取り扱う薬(ピル)や内診の有無が異なりますので気になる方は事前に確認して下さい。料金についても、聞けば教えてくれます。

また、ギリギリすぎると間に合わないので、遅くても生理予定日の1週間前には病院へ行きましょう。また、逆に生理を早めることも可能なので、その場合はもっと早くに行く必要があります。

低容量ピルのルナベル(フリウェル)を3年間飲み続けた結果

社会人になってから、生理のたびに腹痛・イライラすることが多くなり、相談するために久しぶりに産婦人科に行きました。

生理痛(月経痛)がひどく日常生活に支障をきたす場合を月経困難症といいます。ピルの服用によって月経困難症が軽減されるとのことなので、長期的な薬の服用も視野に入れて相談しに行きました。前回と同様に問診したあと、今回は内診もありました。

内診で下着を脱いで足を大きく広げるのはかなり恥ずかしいですが、診察台に乗ったら「ウイーン」と勝手に足を広げてくれるので、そこまで苦ではありませんでした。子宮頸がんの検査でいずれは経験することなので、恥ずかしいですが頑張りましょう。

特に問題がなかったので薬の説明を受けて終了しました。私がもらった薬(ピル)は「ルナベル」という低容量ピルです。現在はルナベルのジェネリック※であるフリウェルをもらっています。

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フリウェル:飲み忘れないように日付を書いています

※ジェネリックとは…先発医薬品の特許が切れたあとに先発医薬品と同じ有効成分・同じ効き目で価格が安いお薬です。

ルナベル・フリウェルは保険適用になるのでかなり安いです。私が今飲んでいるフリウェルは1シート約1,000円です。ルナベルのときは1シート2,000円くらいだったと思います。

1シート21錠入っており、毎日同じ時間に飲みます。21錠飲んだらその後7日間薬は飲みません(これを休薬期間と言っています)。7日間の休薬期間が終わったらまた21日間薬を飲みます。今はずっとそれを繰り返しています。基本的に薬を飲んでいる間に生理はなく、薬を飲まなくなったら2日後くらいに生理がきます。

メリット

生理が来ることは変わりませんが、出血量はかなり少なく、腹痛もなくなりました。休薬期間と旅行がかぶりそうになったら薬を飲み続けることで生理を遅らせることができます。(その場合は一度お医者さんに相談してくださいね)好きなように生理日をコントロールできるので、旅行や温泉に行く際に生理が来ることは一切なくなりました。

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まんだむさんによる写真ACからの写真

メリットをまとめると、

  • 月経の量・日数が減る
  • 腹痛やイライラなどの緩和
  • 生理の周期が安定する
  • ニキビが減る、肌がきれいになる
  • 子宮内膜症・子宮体がん・卵巣がんなどの予防

  • などが挙げられます。月経の量や日数はあきらかに少なくなりましたが、にきびは減ったかなぁ?という感じでした。個人差はあると思いますが、結構たくさんメリットがありますね。

    デメリット

    逆に、デメリットを挙げると、

  • 定期的に血液検査がある
  • 副作用がある
  • 妊娠中は服用できない

  • などでしょうか。私は副作用も妊娠の予定もないので特に問題はありません。血液検査は半年に1回程度で自分の健康に関わることなのでそれほど苦ではありません。

    3年間飲み続けた感想

    現在低容量ピルを飲み続けて3年になりますが、特に問題はありません。ピル=太るともいわれていますが、体重の大きな変化もありません。

    1ヶ月約1,000円の出費ですが、それで鎮痛剤の薬代や生理用品の出費はかなり減ったので、メリットの方が大きいと思います。

    お医者さんに「ずっと飲んでてもいいんですか?」と聞いたことろ「今のところ大丈夫だよ」とのことだったのでこのまま飲み続ける予定です。

    副作用や注意点

    低容量ピルの副作用としては、吐き気・頭痛・不正出血・乳房不快感などがあります。私は特に副作用はありませんでしたが、吐き気対策として、水分をたくさん摂る、寝る前に薬を飲むことを徹底しました。

    ピルの副作用として重大な副作用の一つが「血栓症」です。血栓症は血管の中で血液が固まり、血液が流れなくなる状態のことを指します。通常では非常にまれな副作用とのことですが、適度にからだを動かしたりこまめに水分を摂ることが大切です。

    薬(ピル)を飲むときの注意点は、病院で説明してくれると思いますが「毎日同じ時間に飲むこと」「飲み忘れないようにすること」が挙げられます。万が一飲み忘れたときは、気づいたときにすぐ服用します。あとは通常通りいつもと同じ時間に服用します。

    私は毎晩寝る前(23時ごろ)に服用していますが、飲むのを忘れてそのまま寝てしまったことが何度かあります。朝起きてすぐに飲んだときは大丈夫でしたが、2日連続で飲み忘れたときは普通に生理が来てしまいました。

    また、風邪や他の病気で病院にかかるときは、飲み合わせ等の問題があるのでピルを服用していることを必ず伝えましょう。

    まとめ

    ピルの説明は以上になります。

    日本ではピルの服用があまり普及していませんが、海外では多くの女性が服用しています。

    ピル=避妊という認識が強いですが、低容量ピルは月経困難症(生理の前後や生理中におこる腹痛やイライラなどの症状)として処方されています。

    生理前後、生理中の不快感を解消したい方、旅行で生理日をずらしたい方は低容量ピルの服用がなかり有効だと思います。

    もし気になっている方は一度婦人科へ足を運んでみて下さい。ちなみに私が始めて産婦人科に行ったときはもう成人していましたが、不安だったので母親に付き添ってもらいました(^^;)

    一人で不安な方は家族や友人に付き添ってもらいましょう。私が行く産婦人科では親子で来ている方もたまに見かけます。

    私の体験談が少しでも参考になれば嬉しいです。

    では、また!

    市販薬についてはこちら↓

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