こんにちは、いぬくまです。
前回の記事では、温泉津(ゆのつ)温泉の薬師湯について紹介しました。
今回は、薬師湯の後に温泉津温泉街とその周辺を散策したのでそのときのことを紹介しようと思います。
目次
薬師湯に隣接するレトロカフェ
薬師湯と並んで目を引くのがこちらの「震湯・カフェ内蔵丞(くらのじょう)」さん。
![cafe-kuranojyo](https://inukumalife.com/wp-content/uploads/2019/08/20190823_153908-607x387.jpg)
大正8年に建てられた貴重な木造洋館です。ちなみに、カフェと隣接する薬師湯の屋上テラスからはここの屋根を見ることができます。まだらな瓦景色が島根のフィレンツェと呼ばれているそうです。
![yakushiyu-rooftop](https://inukumalife.com/wp-content/uploads/2019/08/20190823_154744.jpg)
内装も大正ロマンに溢れており、まるで大正時代にタイムスリップしたみたいです。アンティークの家具や調度品も素敵です。
![cafe-kuranojyo-interior](https://inukumalife.com/wp-content/uploads/2019/08/20190823_154948-1178x663-589x332.jpg)
こちらのカフェは建物だけでなくメニューも個性的です。おすすめは江戸時代の奉行飯(1,000円)、自家製内蔵丞カレー(800円)、薔薇シフォンケーキ(700円)です。私と夫でこちらの3つと、飲み物に薔薇スパークリング(800円)と温泉カプチーノ(500円)を注文しました。
![menu](https://inukumalife.com/wp-content/uploads/2019/08/20190823_155125-556x344.jpg)
奉行飯はあっさりとした雑炊のようでするする口に入ります。自家製カレーも具材が沢山入っており辛さは控えめで食べやすかったです。
![curry-rice](https://inukumalife.com/wp-content/uploads/2019/08/DSC_0215-1376x774-550x309.jpg)
こちらが食後のデザートです。(食べすぎ?)
![dessert](https://inukumalife.com/wp-content/uploads/2019/08/20190823_155256-773x579-386x289.jpg)
飲み物とシフォンケーキに添えてある薔薇は食用の薔薇(無農薬)で、島根県大田市産のものです。薔薇の花びらを初めて食べましたが、ケーキやドリンクの甘味と薔薇の酸味がマッチしてとても美味しかったです。
レトロな空間で美味しい食事が楽しめるおすすめのカフェです★
飲める温泉を発見!
カフェを出るとすぐ隣に飲める温泉を発見しました。「飲泉塔」というらしいです。
![drink-onsen](https://inukumalife.com/wp-content/uploads/2019/08/20190823_155359-1157x764-462x305.jpg)
ありがたいことにコップまで用意してくれています。龍の像についているボタンを押すと口から温泉が勢いよく出てきます。
![drink-onsen](https://inukumalife.com/wp-content/uploads/2019/08/20190823_155533-972x626-388x250.jpg)
味は……経口補水液(OS-1)みたいな感じでした。飲泉の仕方に書いてあるように、時間をかけてゆっくり飲まないとむせてしまうので気をつけて下さい。海の近くの温泉なのでしょっぱいですが、普通に飲める味でした。
![manual](https://inukumalife.com/wp-content/uploads/2019/08/20190823_155619-1334x833-667x417.jpg)
飲泉のすぐそばには妙好人、浅原才市像があります。頭に生えた角が印象的です。妙好人とは浄土真宗の篤信者を意味します。頭に角が生えているのは、浅原才市自身が「自分は煩悩だらけで鬼のようだ」と言って角のある肖像画を書いてもらったのが所以らしいです。
![asahara-saichi](https://inukumalife.com/wp-content/uploads/2019/08/20190823_155806-885x635-354x254.jpg)
休憩もOKな民泊施設
ぶらぶら歩いていると、お店?のような建物が目に入りました。よく見てみるとここは民泊施設のようで、1時間のレンタルや貸切もできるみたいです。私が訪れたときはあいにく閉まっていました。
![hotel](https://inukumalife.com/wp-content/uploads/2019/08/20190823_155928-901x583-450x291.jpg)
パンフレットがあったので見てみると、レンタルスペースは忘年会や女子会、休憩などに利用できるみたいです。薬師湯のすぐ近くなので、温泉に入ったあとこちらでくつろぐのも良いなと思いました。
![pamphlet](https://inukumalife.com/wp-content/uploads/2019/08/20190823_161041-959x619-719x464.jpg)
こちらの民泊は古民家をリノベーションしているので快適に過ごせそうです。しかも宿泊は1泊5,000円、レンタルは1時間200円~なのでかなりリーズナブルです。
こちらの民泊だけでなく、温泉津温泉街はカフェやショップなど想像以上に充実していたので驚きました。
そんな温泉街をうろうろしていると「やきもの館」の案内を見つけました。温泉街からは少し離れているので車で行ってみることにしました。
珍しい石州瓦の登り窯
温泉街から車で数分でやきもの館に着きます。やきもの館は入場無料でショップやギャラリー、資料室などがあります。
![yakimonokan](https://inukumalife.com/wp-content/uploads/2019/08/20190823_161346-1277x717-510x286.jpg)
ここで創作体験もできるので気になる方はチェックしてみて下さい。
やきもの館周辺は登り窯がいくつかありますが、やきもの館に隣接する十五段の登り窯は圧巻です。
石見地方特有の石州瓦(赤い瓦)を使用した屋根が良い味を出しています。
![tile-roof](https://inukumalife.com/wp-content/uploads/2019/08/20190823_161530-1296x690-518x276.jpg)
石見地方は民家にもよく石州瓦が使われていますが、十五段も石州瓦の屋根が続く登り窯は初めて見る光景で、個人的に感動しました。
登り窯の近くに東屋がありましたが、なぜか割れた陶器がありました。展示物なのか、誰かが失敗したものなのか…謎です。
![pavilion](https://inukumalife.com/wp-content/uploads/2019/08/DSC_0238-1376x774-550x309.jpg)
もっとゆっくりしていたかったのですが、時間がなかったのでぱぱっと見て帰りました。
温泉津町観光案内
温泉津周辺を観光する際はまず初めに観光案内所に行くのをおすすめします。温泉津関連のパンフレットが沢山置いてあり、まち歩きマップも手に入ります。
![maap](https://inukumalife.com/wp-content/uploads/2019/08/20190823_161130-970x703-485x352.jpg)
歩くのが大変な方には観光タクシーがおすすめです。
温泉街→沖泊→やきもの館→温泉街の1時間コースで約5,000円(4人用タクシーの場合)、石見銀山まで含む3時間半コースだと約17,000円(4人用タクシーの場合)で行けます。詳しくは観光案内所(大田市観光協会温泉津支部、ゆうゆう館内)で確認して下さい。
![information-center](https://inukumalife.com/wp-content/uploads/2019/08/DSC_0179-1376x774-550x309.jpg)
温泉津温泉街とその周辺の紹介は以上になりますが、いかがだったでしょうか?
温泉津町は世界遺産、石見銀山の外港として発展した町で、伝統的・歴史的な建物が多く残っています。平成16年には、温泉町としては日本で唯一の「重要伝統的建造物群保存地区」に選定されました。
温泉・観光・石見神楽が全て町内で楽しめる場所は珍しいのではないかと思います。島根県大田市を訪れる際は石見銀山だけでなく、温泉津温泉周辺もぜひ訪れて欲しいです。
では、また!
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