こんにちは、いぬくまです。
以前長崎の島原を訪れた際、「かんざらし」という島原名物を食べました。
かんざらしとは、砂糖とはちみつを混ぜたシロップに、白玉だんごを入れて食べる冷た~いスイーツです。白玉だんごは冷たい水で冷やし、シロップもほどよい甘さになるまで水で薄めます。水が大量に必要なので、豊富に冷たい天然水が湧き出る島原ならではのスイーツとなっています。
このかんざらしは、島原市内のいたるところで食べられます。私はその中でも有名な、「しまばら水屋敷」と「青い理髪舘」の2ヶ所でかんざらしを食べてきました。どちらもとても美味しくて店内も素敵でした。
お店の詳細はこちらの記事に書いています。よかったらご覧下さい↓
お店で食べるかんざらしは美味しかったのですが、長崎県に行く機会がめったにないので、今回は自宅で作ってみようと思い、手作りしてみました。まだ改良の余地は有りますが、夏にぴったりのスイーツで簡単なので紹介します。
材料(2人分)
白玉だんごの材料
- 白玉粉…おたま2杯くらい
- 水…適量
シロップの材料
- 中双糖…50グラム
- グラニュー糖…50グラム
- はちみつ…小さじ1(お好みで)
- 水…300mlくらい
ネットに載っているレシピを参考に、自分で適当に量を決めました。白玉粉は水を入れて柔らかくしますが、絹ごし豆腐で柔らかくすることもできます。その場合、白玉粉:絹ごし豆腐=1:1の割合で作ってください。生地がゆるすぎたり固すぎたら水や粉を足して調整してください。
また、シロップに使う砂糖は、色んな砂糖を使うと味に深みが出て美味しくなります。私は今回中双糖とグラニュー糖を使用しました。
基本的には白玉粉と、水と、砂糖だけあれば作れますのでお手軽ですね。
作り方
材料が揃ったら早速作っていきます。まずはシロップから作りましょう。
シロップの作り方
鍋に水300mlを沸かし、強火で中双糖とグラニュー糖を溶かします。味見をしながら、ちょっと甘いかな?くらいまで煮詰めます。
焦がさないようにヘラで混ぜながら煮詰めましょう。煮詰まるまでわりと時間が掛かるので、「まだかよ…」ってなりますが根気良く頑張ります。
冷たいスイーツを作っているはずなのに、汗が出てくる作業です…。しかしぼーっとしながらぐるぐるかき混ぜているだけなので簡単なものです。
煮詰まってくると、粘り気が出てきて一つ一つの泡が大きくなります。表面もツヤツヤしてきます。
黒い鍋に黒いヘラなのでわかりにくいですが、煮詰まって飴色になったらシロップの完成です。
温かいうちにお好みではちみつを混ぜてください。はちみつの味は結構強いので私はあまり入れません。お砂糖だけでも十分美味しいシロップが作れます。
シロップができたら瓶に入れて荒熱を取りましょう。荒熱が取れたら冷蔵庫に入れて冷やしておきます。
熱さに耐えられる容器なら瓶以外でも良いですが、マグカップに入れているとお茶と間違って飲んでしまうことがあるので気をつけて下さい(笑)
お団子の作り方
シロップの次は白玉粉でお団子を作ります。ボールに白玉粉を入れ、生地が耳たぶくらいの固さになるまで水を少しずつ加えます。水を入れすぎても白玉粉を足したら良いので適当で大丈夫です。
生地ができたら、直径1センチくらいのお団子を作っていきます。これがめっちゃめんどくさい!(笑)でもちっちゃいお団子じゃないとかんざらしっぽくないのでひたすら作っていきます。
私は一人で作ったので結構時間が掛かりました。お子さんや家族がいる方は、皆でワイワイ作ると楽しそうですね。
出来上がったらお湯を沸かしてお団子を茹でます。お団子を入れるときはつまんで入れるよりも、転がしながら入れると型崩れしにくいです。
お団子が浮き上がってきたら冷水に入れて冷やします。
盛り付け
お団子とシロップの両方とも冷えたら盛り付けます。シロップは濃いめに作っておいて、氷や冷水で薄めるとちょうど良い甘さになります。
透明な器に盛り付けると夏らしくて良いですよね♪私は透明な器がなかったのでコップに入れてみました(笑)
お店の味と全く一緒、というわけではないですが、もちもちのお団子と冷たいシロップの相性は抜群で美味しかったです。かんざらしは、キンキンに冷やしたほうが美味しいので、冷たさが足りなかったら冷蔵庫で冷やしてから食べると良いです。
シロップが余ったらトーストに塗ったり、アイスクリームにかけたりしても美味しいのでおすすめです。
以上になりますが、いかがだったでしょうか?
お団子もシロップも冷たくして食べるので夏にぴったりのひんやりスイーツとなっています。
基本的な材料は砂糖や白玉粉くらいなので、常備しておけばいつでも作れます。お団子をちっちゃく丸めるのが一番大変でしたが、ちっちゃいお団子がシロップに浮いている姿はキラキラしていて、見ているだけで涼しくなりますよね。
かんざらしの本場である島原まで行く機会はなかなかありませんが、こうやってご当地のスイーツを食べるだけでもいつもと違ったおやつタイムになって良いですね。
簡単に作れるので、ぜひ夏スイーツのレパートリーに入れてみてはいかがでしょうか。
少しでも参考になれば嬉しいです。
では、また!
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