ベネチアに行ったらゴンドラでカンツォーネを聴こう!(3)動画あり

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ベネチアを堪能するには?最終回!

ベネチアを堪能する上で、ゴンドラは外せないですよね。ベネチアに行く機会があれば、ゴンドラでカンツォーネを聴きましょう!

ということで、前回(第2回)に引き続き、

イタリアのベネチア(ベニス)を堪能するためのゴンドラに関する予備知識として、

第3回目(最終回)を書いてみました。

どんな種類のゴンドラ・ライドがあるのか、具体的な料金はどれくらいかかるのか、ゴンドラに乗る上で知っておきたい知識などを書いてみました。

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目次

1.ゴンドラライドの種類と料金(ネット予約サイト参考価格)

1.1.時間帯(昼・夜)

1.2.人数(貸切・混載)

1.3.乗船時間

1.4.食事付き

1.5.演奏・歌手付き

2.公定料金

3.ホテル・ダニエリ!最高!

4.ゴンドラ・ライド・ウィズ・ミュージック最高!

5.カンツォーネの曲目について

6.ゴンドリエーレについて

7.参考動画

ネット予約サイトの参考価格について、
簡単に分類しながらまとめてみましたので、以下をご覧ください。

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1.ゴンドラライドの種類と料金

ここに書いている価格はネット参考価格です。

※130円/1ユーロの為替換算で日本円表示しています。

なお、公定料金は2.公定料金をご覧ください。

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1.1. 時間帯(昼・夜)

時間帯によって料金が変わってきます。
夜間は割増料金が加算されます。
公定料金では、夜間割増料金は20ユーロ(2,600円※)となっています。

ネット予約サイトの参考価格は、1艘貸切コース( 所要時間は約30分 )で以下の通りです。

夜間割増料金:約30ユーロ(3,900円※)

1.2. 人数(貸切・混載)

貸切

参加申し込み者が1艘のゴンドラを貸し切りにできます。そして、最大で6人が1艘のゴンドラに乗れます。

ネット予約サイトの参考価格は、1艘貸切コース ( 所要時間は約30分 ) で以下の通りです。
昼:約110ユーロ(約14,000円※)/30分
夜:約140ユーロ(約18,000円※)/30分

交渉しなくていいので、これもありでしょうね。

混載

他のお客さんと一緒に1艘のゴンドラに乗り込むことになります。
その分、価格が安く抑えられるようになっています。ただし、私が見たネット予約サイトでは、時間が13:00に限定されていました。

ネット予約サイトの参考価格は、所要時間は約30分・時間帯は昼13:00で以下の値段です。

約35ユーロ(約4,500円※)

お得ですね。

1.3. 乗船時間

ネット予約サイトの参考価格は、所要時間は約60分の価格です。
夜は時間帯割増料金が加算されています。

昼:225ユーロ(約30,000円※)
夜:290ユーロ(約37,000円※)

時間が60分と長いので、値段も単純に倍ですね。

1.4. 食事付き

ゴンドラでレストランの近くまで連れていってくれて食事するというプランのようです。

ネット予約サイトの参考価格は、以下のようになっています。

130ユーロ~180ユーロ/1人(約17,000円~約23,000円※/1人)

16:00開始なので、昼の所要時間30分のゴンドラ・ライドとお食事がセットのようです。
食事をアップグレードすると180ユーロになるようです。
日本語のアシスタントが付いてくるそうです。

日本語のアシスタント付きというのはいいかもしれませんね。

1.5. 演奏・歌手付き

貸切の場合

演奏者と歌手が同乗して演奏とカンツォーネを聞かせてくれます。
貸切ですので、他のお客さんは同乗しません。

ネット参考価格は以下の通りです。

昼:325ユーロ/1艘4人まで(約42,000円※)

夜:380ユーロ/1艘4人まで(約49,000円※)

演奏者と歌手が乗るので、最大4人までしかお客さんは乗れません。

これはゴンドラ乗り場で自分で話したり、交渉する必要がないので、良いかもしれませんね。

混載・6艘建ての場合

1艘のゴンドラに演奏者と歌手が乗船し、演奏とカンツォーネを聞かせてくれます。その周囲に5艘のゴンドラが並走する形となります。

運が良ければ演奏者・歌手と一緒に同乗できます。同乗できなかった場合は、並走するゴンドラの位置によっては演奏・歌が聞き取りにくくなる場合があります。
この点、貸切はそのような心配が一切ありません。

約45ユーロ/1人(約5,900円※)

聞こえないかもしれないというリスクはありますが、リーズナブルな価格が魅力的ですね。

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2.公定料金

ゴンドラ乗り場の前には、公定料金(tariff/rate)が掲げてあり、以下のように定められています。

ただし、営業時間は夏場9:00~23:00、冬場10:00~18:00ぐらいだそうです。この辺は時期によって確認が必要です。

昼間(9:00~19:00)

80ユーロ(30分乗船)※以降20分ごとに40ユーロ加算

夜間(19:00~8:00)

100ユーロ(35分乗船)※以降20分ごとに50ユーロずつ加算

仮にレートが1ユーロ130円とすると10,400円とかなりの値段ですね。
夜はもっと高く、13,000となります。

ただ、相乗りができるので、4人で相乗りすると1人当たりの値段は1/4で済むことになります。友達と行って割勘にするなら問題ないと思います。

貸切・昼間・演奏者・歌手・約30分の公定価格
300ユーロ

上記価格は、2017年10月にホテル・ダニエリのコンシェルジュから聞いた話になります。

2019年現在のネット予約サイトの額から予想される手数料を引いた額と近似値であること

ネット上で見つけた情報ともほぼ一致しているため、信用できる情報を提供していただいたと思います。

ダニエリさんを疑うなど失礼千万ですね(汗)申し訳ございません!

ちなみに、コンシェルジュは内訳も説明してくれていたのですが、トータルが分かればいいと思いあまり詳しく聞いていませんでした(笑)

ネット上で調べていると英語のサイトで出てきました!ちなみに個人が運営されているサイトのようでした。

「演奏者には130~140ユーロ、歌手には95~100ユーロ」と書かれていました。

ゴンドリエーレ:80ユーロ

演奏者:130ユーロ

歌手:90ユーロ(ちょっとこの部分が合わないのですが・・・)

このように考えて合計するとちょうど300ユーロとなります。

3.ホテル・ダニエリ!最高!

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ホテル・ダニエリのエントランス

コンシェルジュ最高!というのもありますが、

やはりトータルで、ダニエリさんに宿泊してよかったと思います!

がんばって(笑)ホテルダニエリを予約したのですが、
本当に気持ちの良い接客をしていただき、感激しております。

ダニエリさんに非はまったくない、ちょっとした私達のトラブルに対しても、私たちの立場にたって一緒に怒り、私たちに代わってクレームを入れてくれました。
いや、そこまでしなくてもと思いましたが、目の前ですぐにアクションをとってくれるというのは嬉しいものです。建物だけじゃないんだなと、いろいろと感動させられました。

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感動のホテル・ダニエリ!

そんなホテル・ダニエリさんのコンシェルジュに「貸切・演奏・歌手付きゴンドラの公定料金」を尋ねたときのことをもう少し詳しく説明します。

ダニエリのコンシェルジュは、公定価格が存在することを教えてくれ、内訳を細かく伝えてくれた上に、「total:300ユーロ」とメモを渡してくれました。

ホテルダニエリ前のゴンドラ乗り場「Gondola Danieli」から乗った場合、300ユーロの公定料金で間違いないと言っていました。

私たちはお礼を言って、コンシェルジュにチップを4ユーロ(少なかったでしょうか?)渡して、すぐに乗り場に行きました。

ホテルダニエリ前のゴンドラ乗り場「Gondola Danieli」へ行って「音楽付きの公定価格が300ユーロであると、ホテル・ダニエリのコンシェルジュから聞いたのですが」と言うと、「その通り!」とのことでした。

500ユーロという話を例の白い橋の近くで聞いてあきらめかけていたのでほっとしました。コンシェルジュに最初から聞いておけば、人ごみをかき分けて「白い巨象」を拝みにいく必要もなかったのにと後悔しました。

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コンシェルジュに頼もう!

乗り場で「ギターの演奏者をお願いできますか?」と尋ねると今日はギター奏者が不在で、アコーディオンでどうか?と聞かれ、OKすると、このマエストロ(匠)が来てくれました!(動画をご覧ください!全員マエストロでした!)

感動して、チップを5ユーロずつでいいかなと思っていたのですが、結局私達は、チップを10ユーロずつお渡ししたので、合計330ユーロ支払いました。
当時の相場が 1ユーロ133円前後ですので、約44,000円となります
1人あたり約22,000円ですね。けれども、これはお金うんぬんではないと思いました。

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結局、最後は個人の価値観の問題となるかもしれません

歌舞伎を見に行って、いい席だと高いですよね。
舞台装置も衣装も大掛かりですので、歌舞伎と比較するのはナンセンスですが、文化的なことで感動することに対しては、”priceless”と言ったらいいんでしょうか。払うだけの価値はあると思いました。

それは、ホテル・ダニエリの宿泊価格にしても同じことが言えると思いました。

ちなみにホテル・ダニエリの前にあるゴンドラ乗り場はこちらです。リアルト橋があるグランド・カナルは左上に見えます。

ドゥカーレ宮殿の横の狭い運河を北進しますが、グランド・カナルまでは行かず、狭い運河の中を抜けて戻ってくるコースが通常のコース設定だと思います。

このVENICE IN GONDOLAというサイトはマップ上のピンをクリックして「See the itinerary」をクリックすると標準的なコース設定を見ることができます。

私たちが乗ったコースはこちらです。

GONDOLA DANIELIのitinerary(道程)

4.ゴンドラ・ライド・ウィズ・ミュージック最高!

ゴンドラ・ライド・ウィズ・ミュージック(演奏・歌付き)というのは、普通のライドとは趣の異なるもので、より複合的に文化に触れることができると思います。

それは、周囲の反応を見ても明らかです。

周囲の人々も巻き込んで感動させてくれます。

運河沿いのカフェのお客さんから拍手が起こり、路地から出てきた人が音楽に合わせて踊りだし、カメラや動画の撮影が始まります。

歌手がゴンドリエーレに手であいさつをすると、すれ違うゴンドリエーレが笑顔や敬礼ポーズで返してみたりと、ゴンドリエーレ達も良い雰囲気になっていたと思います。とにかく楽しい時間を過ごせました。その動画はこちらです。

もちろん、夕暮れや夜の静寂に包まれた運河を滑るようなゴンドラに乗って、リアルト方面へ向けてお食事に出かけるというのもいいですね。

櫂の音だけが聞こえるような閑静な運河を抜けると、ぱっと明るい賑やかなリアルト橋周辺に出るんです。

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閑静な狭い運河を抜けると華やかなグランド・カナルが広がる

そこで、ゴンドラを降りてお食事に行くのも素敵ですね。そういう場合、音楽は必要ないのかなと思ったりもします。

少々高くつくかもしれませんがゴンドラは時間帯を変えて、何回か乗った方がいいかもしれません。

5.カンツォーネの曲目について

動画内で、「ヒロシです!」の「ガラスの部屋」はイタリアの歌ということで、リクエストしようかなどと冗談半分で言っている人がいますが、やめておいたほうがいいでしょう(笑)

ちなみに、ベネチアのゴンドラで歌われる曲は、文化的な観点から、ベネチアにちなんだものを演奏するように観光協会が推奨しているようです。

日本人は自分がよく知っているイタリア民謡をリクエストすることが多いそうですが、そのほとんどは「ナポリ民謡」なので注意が必要です。

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南イタリア・ナポリ

もしかすると、相手もその辺の事情を理解していて、リクエストすると歌ってくれるかもしれませんがちょっと無粋な感じになるので、やめた方がいいようです。

「オ・ソレ・ミオ」「サンタルチア」「フニクリ・フニクラ」「帰れソレントへ」などは、すべてベネチアに無関係の「ナポリ民謡」です。

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南イタリア・アマルフィ

南イタリア(ナポリやアマルフィ)と北イタリア(ミラノやベネチア)では気候もイメージもまったく異なりますよね。

ナポリ民謡をベネチアでリクエストするのは、北海道の阿寒湖のアイヌコタンに行って安来節をやってくれというほどのインパクトのあることかもしれません。

実際、観光協会は「日本人」と名指しして「文化に配慮しないリクエスト」をよくするとお怒りのようです。

ただ、この動画内では、最後にサンタルチアを歌ってくれました。
ベネチアの玄関口に当たる鉄道の駅名はサンタルチア駅なので、よしとして日本人向けに歌ってくれたのかもしれませんね。

ちなみに、冒頭でコーヒールンバを演奏してくれていますが、ベネチアはコーヒーが欧州に初めて入ってきて広まるきっかけを作った都市で、1720創業のカフェラテ発祥の老舗カフェ・フローリアンなどが現存していることでも有名です。

文化的・歴史的背景を反映した曲を選んで聞かせてくれているのではないかと思いました。粋ですね。

6.ゴンドリエーレについて

さて、ゴンドリエーレのことについても少しまとめて書いてみます。

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ベネチアのゴンドラはゴンドリエーレという専門的な知識を持った船頭が操船します。

巧みに櫂(オール)を操り、すれ違うのがやっとという運河をすり抜けていきます。たまに壁や杭を蹴って軌道修正をしているのを見かけることがありますが、そういったことをほとんどせずに操船しているゴンドリエーレもいたと思います。

不思議なことにゴンドラは、片方だけしか漕がないのに、まっすぐに進むんです。公園でボートに乗ったり、SUPでオールを漕いでみるとこの辺の特異性が良く分かると思います。

なぜ片方しか漕がないのにまっすぐ進むのか?うねうね回転するような漕ぎ方のせいだろうかなど、いろいろ想像しましたが、結局は調べてみるまでわかりませんでした。

実は、あのゴンドラは、左右が非対称に作られていて左側に乗るゴンドリエーレが片方を漕ぐだけで、直進する設計になっているそうです。

しかし、方向転換や止まる際には、漕ぐテクニックも必要なんだろうと思います。そういった点も見所としてゴンドラに乗ってみるとおもしろいと思います。

また、動画内では「ホーイ!」とゴンドリエーレが叫んでいますが、あれは、一種の警笛なんだそうです。

見通しの効かない三叉路などでは、音を立てずに走るゴンドラ同士が衝突しないように事故防止のために位置を知らせているようです。

ゴンドリエーレは基本的に世襲制だそうですが、厳しい試験があり操船技術はもちろん、ベネチアに関する観光ガイドとしての知識に加えて3ヶ国語以上の語学習得が必要とのことです。

動画を見返してみると、実はこの方たち日本語かなりできるんじゃないかと思いました。

「サンキュー!グラッチェ!(ありがとう)」と言うと、「こちらこそ!」と返してくれました。

この動画のヒュー・ジャックマンよりいけてる感じのゴンドリエーレが、
「どういたしまして」ではなく、「こちらこそ」を使われたんですね。

私たちは、そのことも含めて、心底感動しました。
以下、少し妄想が入りますので、ご容赦ください。

「この時間と文化を共有して、よろこんでくれて、「こちらこそ」ありがとう!」という言外の意味があるのかもしれない!という考えが私たちの中で湧き起こり、勝手にものすごく感動したのでした。

私たちも今後は、「こちらこそ」を選択して使っていきたいと思いました。

近年の温暖化による海面上昇とアクアアルタ(高潮による洪水)の影響で、危機に瀕するベネチアとその干潟ですが、大きな可動タイプの防潮堤を作って保護するプロジェクトが始動しています。

もう少し温暖化が進み、海面が上がってしまうとゴンドラが橋の下をくぐれなくなるという厳しい状況になるかもしれません。

今でもサンマルコ広場が時期によっては水没しているので、まさに滅び行く都市と言えますが、それを、私たちが急激に加速させているのだろうと思うと悲しくなります。

自分たちで、できるところから、はじめられたらいいなと思います。
ハイブリッドや電気自動車を選択したり、温暖化に取り組む企業を応援したりしていきたいですね。

ベネチアに行くと、歴史や文化はもちろん、環境問題についても考えるきっかけになると思います。

欧州への旅行をお考えの際は、ぜひベネチアを訪れてみてください!

歴史のある都市を堪能するためには、歴史的・文化的な背景を知ることは重要です。ゴンドラに乗る前にウィキペディアで調べるのは面倒だという方は、超簡易版をこちらに用意しましたので、どうぞ。

7.参考動画

Over The Rainbow ~ Santa Lucia (Short Version)
Venetian Gondola Ride With Music (Full Version)

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